idea factory from newspaper 2003 6 23
お金の管理(safekeeping of money)
お金と言うものは、本来、無色透明が望ましいが、
お金が原因で、凶悪犯罪が増えるのならば、
お金に色を付けなければならない。
また、GDPで把握できていない「裏のGDP」が、
「表のGDP」の1割程度ならば、やむを得ないかもしれないが、
これが2割、3割と増えるならば、
さすがに放置できない。
こういう現状では、お金を把握して、管理することもやむを得ない。
今の日本の技術ならば、可能である。
さて、財界が、政治家への献金を再開することが、問題になったが、
これは、やむを得ないことです。
実際に政治家は、お金がかかります。
今の高度に複雑化した現代社会では、政治家一人では何もできません。
昔の素朴な社会ならば、何とかなったでしょうが、
科学技術も経済システムも、高度に発達した現代社会では、
もし、政治家一人で活動しているとしたら、
それは、浦島太郎の政治家と言える。
政治家の身の回りの世話をする秘書、
法律に詳しい秘書、
科学技術に詳しい秘書、
経済に詳しい秘書、
地元に残す秘書、
少なくとも、これだけ秘書を揃えないと、
政治家は、だた、いるだけの人になってしまう。
人件費だけでも、これだけの費用がかかる。
その他の固定費を考えると、巨額の経費がかかる。
しかし、議員の給与では、とうてい、この経費は捻出できない。
ただ、いるだけの政治家ならば、議員の給与で十分であるが、
まともに政治活動するならば、お金に困窮することになる。
ここに危険がある。
危ないお金に手を出す誘惑がある。
この誘惑は、研究費に困窮する学者にもある。
そういう意味で、財界が政治家に献金することは、意味があることなのです。
財界が、政治家の困窮ぶりを見て、助け船を出したかもしれませんね。
お札がICチップ入り? wireless IC chip bill money 2003 5 23
本日(5/23)、電子メールニュース(CNET Japan)で、
「ある紙幣が無線チップ入りに?」というニュースが流れた。
これは、日本のあるメーカーが開発した、大きさが砂粒大ぐらいのRFIDタグが、
ある紙幣に埋め込まれる可能性があるという。
ECBがRFIDタグの採用に前向きならしい。
ECBは、偽装紙幣やマネーロンダリングの対策に本腰を入れていて、
RFIDタグの技術に注目したらしい。
このメーカーは、わずか3mm四方という世界最小の非接触型チップを開発している。
長期金利が低下(long-term interest rate)
確かに、これだけ長期金利が低下してしまうと、
その後始末の問題があるが、
しかし、今は、対症療法と言われても、やむを得ない。
債券価格が急落しても、株高ならば、
おそらく、メガバンクは、株高の方で、含み益がでる。
債券で損失を出しても、株だけで、含み利益がでる可能性がある。
しかし、地方銀行は、おそらく、
債券で大きな損失を出ても、株の含み利益でカバーできない可能性がある。
こうなると、皮肉なことに、株を持たないリスクになってしまう。
そういう訳で、当面、長期金利が低下の状態も、やむを得ない。
地方銀行が総崩れになってしまうと、
地方産業に大きな影響がでる。